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学生の時に授業で1回作ったことはあるけど、臨床では作ったことがありません。
という、新人作業療法士の方も多いのではないでしょうか。
私は、脳血管疾患が専門ですが、整形外科の外来リハビリを担当していたことがあるので、その時にスプリントを勉強する機会がありました。
その時は、硬性スプリントを作っていました。
軟性スプリントを覚えておくと、使い勝手が良いので、便利だと思います。
私が良く作るのは、フェルトを使って、MC関節保護のための軟性スプリントです。
母指の部分を縫うぐらいで、
縫う箇所も少ないし、
尺側側から橈側側に巻いて、リストの保護もできますよ。
リウマチの関節保護や、ピックアップを使っていたら痛みが出てしまった方など、適応は多いような気がします。
大事なのは、ちゃんと型紙を作ることです。
ランドマークを取って、可動させたい関節部分にかからないように印をつけておけば大丈夫。
作った型紙をご本人の手にあてて、型紙が大きすぎないか、小さすぎないか、チェックすることが大事です。
型紙を正確なサイズに合わせたあと、
その型紙に縫い代もいれておくことも忘れずに。
フェルトを使うと、切りっぱなしでもほつれるということがないので、すごく使いやすい素材です。
固定の強さにあわせて、フェルトの厚みを選べば問題ないと思います。
仮縫いして、本人の手に合わせて、どこにマジックテープを張ればよいか、印をつけて、
最終的な形にすれば完成です。
不器用な私でも、30分ぐらいあれば作れます。
型紙が本当に大事だと思います。