私は、作業療法士になって3年目で、初めて学会で発表しました。
発表形式は、ポスター発表で、内容は、事例報告でした。
長期間の入院患者さんの機能訓練とADLと家族指導をまとめて報告しました。
振り返るって本当に大切だと思います。
自分は、いつの時期にプログラムを変更したのか。
機能の変化は?能力の変化は?いつ起こってきていたのか。
図にして、説明して、考察をする。
大変だけど、臨床に役立てられます。
学会発表をする人は、まだまだ少ないのかなぁと思います。
わたしの周りでも、発表を避ける人は多いです。
発表でまとめる作業は、コツと慣れだと思います。
だって、臨床でとてもいいことしているから。
少し手伝ってあげたら、あっという間にまとまります。
まぁ。最初は何でも大変ですが。。。
私の周りにもっと発表したいと思う人が増えるといいなぁと思います。
学会発表=研究って思う人もいるかもしれないけど、事例報告も大切だと思います。
研究だけが、素晴らしいわけではないし、
研究は対象者を選ぶ?募集するけど、臨床は、選ばないでしょう。
その時、その時、調べて、評価して、本人の語りを聞いて、一緒にプログラムを考える。環境因子・個人因子が複雑すぎて、どこからアプローチするか考えるのが難しいことって、あるあるなんではないでしょうか。
私は、臨床でCOPMをよく使います。ADLや、屋外移動や、仕事や、余暇活動や、近所づきあいなど、いろんなことを聞けるから、すごく使いやすいと思っています。
なにより、患者さんからの話を聞くのが大好きです。
何を大事に思って、生活してきたか、初回で全部を聞き取れないとは思いますが、1回の面接でだいぶ多くのことを聞くことができます。大事なものを3つ選んでもらうのも、「えっ、それが第1位?」みたいな時もあって、やっぱり聞いてよかったなぁと思います。
事例報告で発表する人が増えるといいなと思いつつ、
私は、私の出来ることを、すすめていこうと思います。