作業療法士:OT pagumaru's diary
日々の臨床と研究のことを書いていきます。It's been over 15 years since I got an occupational therapist license in Japan. I completed the master's program at graduate school. I would like to write on this blog what I thought about doing clinical occupational therapy in Japan. I'm learning English.
研究

臨床家が研究をするために必要なもの6つ

臨床を研究したいと思っていますか?

私が必要だと思った6つは以下の通りです。

  1. 研究倫理審査
  2. 研究資金
  3. 文献検索のためのデータベース
  4. 研究仲間
  5. 指導者
  6. 時間

1.研究の倫理審査委員会

もし、研究をしたいのなら、

自分の職場に研究倫理審査委員会があるかをチェックしましょう。

倫理委員会がなかったら…作業療法士の人は厳しいのかもしれません。

理学療法士協会は、1件あたり2万円で、研究倫理を申請できるようです。

いいなぁ。

jspt.japanpt.or.jp

 

アンケート調査でも、インタビュー調査でも、

介入研究でも、研究しようとするなら、研究倫理の申請が必要です。

 

2.研究資金

これは、研究の内容によっても違うかもしれません。

アンケート調査には、紙と封筒と切手がすごく沢山必要になります。

インタビュー調査では、対象者さんがいる場所まで足を運んだり、レコーダーを買ったり、文字をおこすのに、外部にやってもらうんだったら、さらにお金がかかります。

その他にも、必要な機器があれば、お金がかかります。

統計を使いたいと思ったら、統計ソフトが必要になるかもしれません。

無料の統計ソフトもあります。

www.kisnet.or.jp

Rを使っている人もいましたが、私には難しすぎて、アレルギーです。

↓これは、自治医科大のホームページにあるEZRという無料統計ソフトです。

http://www.jichi.ac.jp/saitama-sct/SaitamaHP.files/statmed.html

エクセル統計もありますよね。

 

3.文献検索のためのデータベース

無料のだけって、結構厳しいかもしれません。

職場で医中誌がみれるといいですよね。

最近は、無料で公開しているのも多くなってきたし、必要であれば、国会図書館からコピーを送ってもらえるから、環境は良くなっている思います。

4.研究仲間

職場に研究好きの人がいる確率ってどのぐらいなんでしょうか。もともと、研究するぞって入職している人なら、先輩方や同僚、みんな研究をしているかもしれません。

でも、私みたいに、働いていて、「????」疑問がでてきて、研究したくなったという人の周りには、学会発表をしている人も、研究している人もそんなに多くないんじゃないかと思います。

研究していて、「なんで、こんなに辛いことやってるんだろう」っていう気持ちに、何度もなりました。

そんな時、心の支えになってくれるのは、同じ研究仲間です。

「私は、ここまでやったよ」

「次は、これをやるつもりだよ」

「この本読んだよ」

相談したり、励まし合ったり、本当に心強かった。

卒業しても、日々研究をしている仲間と出会えたのも、大学院に入学したから得たものだと思います。

指導者

一番の出会いです!!

頭の中がゴチャゴチャになって、どうしていいのか、

私は、何を悩んでいるのかすらわからなくなってしまったり、

文章をどうまとめていいかわからなかったり、

とにかく、一言で私の悩みを晴らしてくれました。

そのたった一言が、どれだけ私の支えになったかわかりません。

指導者がみていてくれる安心感のなか、最後まで研究を終えることが出来たと思います。

時間

絶対に、必要です。

私は、研究初心者なので、すごーーーーく必要でした。

何をするにも時間がかかります。効率の良い方法を検索するも、結局自分にどの方法が合うかは、自分でやってみないことにはわからないし、試行錯誤の時間が必要でした。

時間を作るために、私は、趣味の時間を削りました。家事の時間もけずりました。何を削って、時間をつくるか、考えてみてください。